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RESEARCH
ヒューマンインタフェース

機械の進歩に伴い,機械と人の触れ合い方は大きく変貌してきました. その始まりは,18世紀に起こった産業革命. 人々の生活は機械を通じたものとなり,また20世紀に起こった情報革命の後には,その人と機械の間にコンピュータが入り込むようになりました. そして現在,世界のフェーズは情報独立と呼ばれる段階に入り,情報そのものがターゲットとなり,その情報は複雑を極め,人とコンピュータ,そしてその先にある情報を繋ぐ技術,すなわちInformation Communication Technology (ICT)の重要性は増加する一方となっています. その中で,人間の五感を人工的に刺激し,擬似的な仮想空間を作り出す「バーチャルリアリティ(VR: Virtual Reality)」は,人と機械を繋ぐ「ヒューマンインタフェース(Human Interface)」として大きな役割を果たそうとしています.

私たちの研究室では,このVRの最先端技術に対し,専門分野であるMEMS (Micro Electro Mechanical Systems) 技術を活かして,「五感と環境を繋ぐ,革新的なハードウェアの開発」を行っています. 例えば,人に対して低負荷に視線を検出する「ウェアラブル視線検出システム」や,実物に触れずにその手触りを伝えることのできる「触覚ディスプレイ」などの製作を行っています. そして,VR技術の先を行く研究として注目される,脳とコンピュータを直接つなぐ技術であるBrain Machine Interface (BMI)での使用を意図し,低負荷ながら長時間脳波の計測を行うことのできる微小針アレイ電極の開発なども行っています.